ふと、日記を書こうと思ってパソコンに向かっています。
今は、12/7,8に開いた佐々琢哉さんの出版記念イベントが終わり、ほっと一息な気分。この春キックオフして11月にお披露目となった『TABIのお話会』『暮らしの影』。駆け抜けるように作った本です。
特に9月からは仕事やプライベートで(もともと境目があまりないけど)出張やイベントが重なり、私は怒涛だった。これまでで一番制作をしていた日々。同時期に自費出版した『YON』と並行しての制作期間は、創造的な宝物の日々であり、出版してから読者の皆さんたちと過ごす時間は新たに紡ぐ冒険のよう。本たちが形になって、色んな人のこころや人生に作用していくことを実感できるから。それは、わたしの「自分の作ったもので誰かの人生を1mmでもよくしたい」という指針そのものだから。
出版イベントはこの日程でした。
・12/7 13:00〜 at Studio Yotte(愛媛県西条市)
・12/8 18:30〜 at RICO SWEETS(愛媛県松山市)
Yotteのゆいな・ダグラス夫妻、RICO SWEETSの詩子さん・のびるさん夫妻、ゲストとしてお話しをしてくれた琢哉さんの長年の友人「やまのカレー」高瀬媛子さん、本の印刷をお願いした松山の松栄印刷所の桝田屋昭子さんとプリンティングディレクターの高松了悟さん、そして集まったゲストの皆さんたちのおかげで、両日ともとってもあったかい場所になった。友達は「親戚の集まりみたいにあったかくて居心地が最高によかった」って言ってくれたな。RICOでは4月にお話会で「今、本を作ってます」ってお伝えして以来だったので、帰ってきました!できました!って凱旋みたいな気持ち。「愛媛から佐々さんの本が生まれたなんて誇らしい」って言ってくれる方もいて、なるほどなあ!と。
2月のお話会に感動し、その感想と「これが本になってないのはおかしいっすよ!」って気持ちと、自分のできることを差し出した。日々進化して、インスピレーションを与え、縁ある人々から慕われ愛されている琢哉さんは、大学生の頃から一貫して自分の本音と行動を一致させている人。
常識や社会のルール、他社に評価されることよりも、自分の心の声を大切にしてる。その結果、日々の暮らしとその積み重ねの人生を創造的に自由に楽しく紡いでいる。そしてね、100%自分自身で生きているがゆえに、自分の気持ちや感覚と同じくらい、人をとっても大切にしてるんよね。人に素敵な気持ちを与えているからこそ、受け取れるものも大きいんだなあって。
それがこの日々で改めて思ったことでした。
「TABIのお話会」というお話会の活動自体が確立されていて、それを下敷きにした本の出版イベントの内容を手応えあるものにするために、企画するのは結構手探りっていうか、大変なところもあったけど、参加者のみなさんはその手探りにも一緒につきあってくれて、想いを交換することができたから。「編集者がやるのがよさそう!」とチャレンジしてみた私の進行役っぷりはまだまだ進化の余地があるけど、まあ、この満たされた気持ちがあるから、いいとしよう!
で、9日は個人的に参加している「EMOTIONAL WRITING METHOD」っていう書く講座の最終回に午前中zoomで参加。『YON』と琢哉さんの本をつくるっていういきなりの本作りチャレンジのために、「こりゃ、自分の文章力や編集力アップのために受けてみるときかも!」って思って半年前から受けている。
もともと講師のAYANAさんの文章が好きで、7人の受講者で月イチで集まってその方法論を実践を交えながら身につけていってた。「EMOTIONAL WRITING METHOD」(通称エモ文)は簡単にいうと「感動力」や「好き」を軸に、読み手の気持ちを想像して適したメディアと文体を設定して書くっていうもの。
クールに論理的に書くっていうんじゃなくて、自分の感動から発しているところがすごく素敵で、私に合ってるなって思って、すこーしずつ身についている感覚。忙しくて、先週はインフルにもなって直近の課題は出せず、ちょっと後ろめたい気持ちもあったけど受けてよかった。最終の課題は、『YON』の販促のための企画書にすることに決めた。これは、やるぞー。
その後、お昼はLAPIさんで小さなごほうび。丘からののどかな瀬戸内の風景に、美しくて美味しいお料理に、ゆったり。やっと訪れた心の安らぎって感じだった。五感でリラックスできたからかな? LAPIご夫妻との会話にも癒されたし。
晩は、YONを置いていただいてる本の轍さんへ。店主越智さんは、YONを店内の特等席に置いてくれていてめっちゃ感動。
YONの話、本作りの話、越智さんの前職であり私も前職で担当していたHANDSの話にもおよび、取材で印象に残ってた店長さんが越智さんの最初の上司だったとか、「この話題をよくぞ共有できてるな!」っていう人や出来事の話をして笑いながらも「ん、20代でコツコツ社内報を作った経験って、今にめっちゃ活かされてますね!?」「日野さん、それはそうですよ、絶対!」と過去を改めて全肯定できる気持ちになって、ひとりになったとき、泣きそうになった。
っていうのもさあ、琢哉さんのお話を聞くと、「やっぱりこの人すごいわ」って、正直、一瞬、少し、まだ、自分と比べてしまうわけです。劣等感までは至らないけどね!「私ももっと自由でいられるんだ」って毎回なるっていうか。ありがたいんですよ。でね、昨日は、「私は私の道をひたむきに歩いてきた!その過程で、こんな素晴らしい出会いがあって、尊敬する人を、仲間として友人として編集やデザインでサポートできてるやん!私は私で自分の人生ご機嫌にやっていけばいいよね」って自分をほめて、立ち返ることができた。きっと昔の自分だったら、「すごいな、それに比べて自分は…、できない…(エンドレスうじうじ)」ってコンプレックスがマイナスに作用していただろうから。人間進化するもんですね。性格だって、変わるんだよ。ほんと。
で、本の轍さんにあった『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』って冊子に触発されて、売りたいわけじゃないけど日記を書いている。毎日を大切にしよって思って。
やっぱり本好きだなあ。本屋さんっていいなあ。って思いながら、帰り道は霜降り明星のオールナイトニッポンでせいやに子どもが生まれたことを知り、喜ばしい気持ち。粗品のお父さんの命日と誕生日が一緒で、「俺の一番嫌いな日が好きな日に変わったわ」って言ってて最高だなこのコンビは、この人たちと同じ時代を生きれて最高。って思った。何回最高って言うんだ。
30分経ったので、おわります。