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2023年12月12日(火)

昨日もくもりだった。昨日の日記に書いたように、早朝(といっても6時くらい)から8時半くらいまでグラフィックの仕事をベッドでして、そこから9時過ぎに打ち合わせのために市役所へ行った。実は、前日は、仕事に取り掛かるのが嫌すぎて、ぐだぐだしていたら変な時間からラグの上で寝ていたので、寝たような、寝てないような。休んだような、休んでないような。

それでも、社会に属していると、いちにちを始めないといけない。笑
フリーランスの時間の使い方に、ほんとに助かってるけど。

林業の課の課長と、来年からひとり1,000円住民税と一緒に徴収される森林環境税や、西条の林業の現状とか、課題とか、どうやって広報したらいいか話す。

行政広報の仕事は、世の中と住んでるまちの動きが一緒にわかるからおもしろい。ただ違和感を感じるのは、国や県が決めたことを、そのまま広げるのってどうなんだろっていうこと。「国が決めたことだから」で、なんの疑問も持たずに、大変なこともスイッチを切り替えるように粛々と自分の仕事としてこなす職員の姿に、ちょっと自分とは違うな〜と思う瞬間もある。
ただ、特に市の政治としては、広報担当として事業の背景を知って、「この税金の使い方は必要だ」「みんなの役に立つ事業やから、もっと知ってもらおう!」とこころから思えるまで知って、自分の言葉にして広報紙や市のホームページで発信するようにしてたから、今もコロナや万博や子育て支援策なんかについても、十分じゃないだろうけど自分で調べて考える習慣がついて、それはよかったなと思う。フリーになって、何をするか・しないか、誰とするか、いくらでするかという5W2H的なことを自分で決められるようになってからは、余計に(尊敬する奈良県生駒市の村田さんが、「自分が議会で議員に質問されても答えられるくらい勉強します」って言ってたことも大きい)。だから正直政治に対してうんざりすることもあるけど、いちいちダメージを受けてたらしんどいだけだから、そっとするように最近はしている。

お昼は久しぶりに甲(きのえ)さんにお蕎麦を食べに行った。いつも12時台は行列のイメージだったけど、ラッキー、並ばずに入れた。ゆばのお蕎麦をいただく。待ってる間、「毎年人気の年越し蕎麦をやめます」というお知らせを見て、インスタで見て知ってたけど、文章しっかり読んで「ほんとかっこいいな」と思う。

本質に立ち返ったとき、ほんとにやったほうがいいのか、やらないほうが自分のありたい姿なのか、私も意識したい。それが自分にもまわりにも正直に生きるってことやと思うから。
お蕎麦は文句なしにおいしかった。出会い頭の、鰹と昆布かな?だしの香りに強烈に癒された。

ほら、アップで。

レジでおかみのはるかさんに挨拶。大将の甲慎さんは蕎麦打ちのスペースにいたので覗き込んで挨拶した。「おお、久しぶりやん!なんか、本出したらしいやん。ある?」。この人はこういうところが、優しくて、にくい。昔から地域のイベントの実行委員会とかでご一緒していた仲だけど、最近私はそういうのもできなくなって甲に来るのも久々だった。

「『YON』ですね、車に載っとるけん、持ってきます!」と外に出たら、わざわざ出てきて「商売やけん、ちゃんと払わせて」と買ってくれた。早速開いて「うわ〜、やっとるやん。悔しいわ〜。こんなええもん作って、やられたわー」「俺なんかずっと足踏みよ」と言うけど、水に惚れて蕎麦屋になることを決め、アパレルの会社を辞めて大阪から奥さんの故郷西条に移住し、苦労もありながら来年で20周年。仕事で移住者インタビューをさせてもらった時(もう、2015年頃、おそるおそるオファーの電話をした)やいろんな時に苦労話を聞いてたので、感慨深い。

足踏みとはいうけど、やってることは同じでも、いや、同じだからこそ20年続けるのは尋常じゃないし、「よそものが西條を名乗るな」みたいに言われた逆境もすごいあったらしいし、常に自ら変化しないと商売は続かないと思う。水や石鎚を真正面からリスペクトして店や商品作りに活かしている人は当時地元ではなかなかおらず、「やっとこういうことやってくれる人がいた!」とうれしかった。その後移住ブームが来て同様のお店が増えて、今に至る。このまちにずっと居てくれて、ありがとうでしかない。

それからは、隣のホームセンターをうろうろして、帰って、洗濯したり、仕事したり、オンラインミーティングしたり、壁に絵やカレンダーを飾ったり、歌ったり。

今日は松山でJAGDAのイベントがあるので、行ってきます。

今日の一曲

よっちゃんが可愛すぎる。